プロジェクト2019 -Woman's project "Arabesque"

 アフガニスタンでは、女性は大学を卒業しても就業は限られた職種しかありません。 医者か学校の先生、わずかな公務員のみ。 普通の会社員や銀行員、デザイナーも存在しません。(教育費は無料です)
 宝塚・アフガニスタン友好協会は、国立ヘラート大学の美術学部出身で、 特に細密画学科を卒業した女子学生を支援しようと一つのプロジェクト"Arabesque"を立ち上げました。

 アフガニスタン西部の都市ヘラートでは、14世紀から15世紀のティムール朝時代に高度な水準をもつ文化が発達。 都市は壮麗な建築物で飾られ、ティムール朝王朝の一族は芸術や学問の良きパトロンとなりました。 美術面では「ヘラート派」と呼ばれる細密画の様式が確立され、 イスラーム世界における最高の画家といわれるベフザードやミーラク・ナッカーシュなどを輩出しています。 大学ではこれらの美術の伝統を学生たちに今も伝え教えています。

現地に赴いての支援は治安の悪化や私の年齢から現在不可能な状態にありますが、インターネットの普及もあることから、 大学を通して現地から彼女たちの絵を送ってもらってこちらで収入に繋がるプロジェクトを立ち上げる、 ということを考えつきました。 今回のクリアファイル作成はその第一歩であります。 ”やるっきゃない”という私の思いが果たしてみなさまに受け入れていただけるかどうか、は神のみぞ知る、でしょうか。
 現地の女性たちの才能を生かして少しでも希望が持てる日々が訪れますようにと切に祈る毎日です。
有難うございました。

2019(令和元年)6月吉日
宝塚・アフガニスタン友好協会 代表 西垣敬子